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けんぼう先生
今日は中学校の社会の南北朝時代の動きを見ていくよ
未来けんぼう
南北?
けんぼう先生
そうそう、この時代は日本の歴史の中でも特殊な時代なので注意していこう
未来けんぼう
はい!
南北朝時代の流れとポイント
前回の鎌倉時代の後の話だよ
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これだけ覚えれば完璧!中学社会歴史9鎌倉時代滅亡モンゴルテスト対策問題付き
南北朝時代
- 鎌倉幕府の滅亡
鎌倉幕府が滅亡したことで天皇中心の政治がまたはじまる
この時の天皇は後醍醐天皇だよ
後醍醐天皇がやった政治のことを建武の新政 - 建武の新政
内容は武士ではなく貴族ばかりを中心として優遇された政治だよ
そうすると結局また武士が不満を持ち始めるといういつもの流れだね - 足利尊氏
武士にもう一度実権をと唱えたのが足利尊氏
この足利尊氏の活躍によって建武の新政はわずか2年で終わるよ
2つの朝廷の成立と室町幕府
- 京都に天皇誕生
足利尊氏が勝手に京都に天皇を立てる
この時点では後醍醐天皇がまだ天皇なのに勝手に天皇を立てたことで2人の天皇が存在する状態 - 北朝
足利尊氏が建てた天皇=京都に幕府を聞く - 南朝
後醍醐天皇が吉野(奈良)に逃げて朝廷を移す - 南北朝時代
この2つの朝廷がある状態の時代のことを南北朝時代というよ
1336~1392年の約60年も続いたんだよ - 室町幕府
足利尊氏が1338年に征夷大将軍に任命されて室町幕府を開く
京都に幕府を開いたこの時代を室町時代というので覚えておこう - 守護
足利尊氏は守護の権限を強めて全国の武士をまとめようとしていくよ
室町時代の流れとポイント
ここからは室町時代の流れを見ていこう
室町時代の基本の動き
- 足利義満
足利尊氏の孫の足利義満が活躍
・南北朝を統一
・太政大臣になる→朝廷が持っていた権限を幕府の元に吸収していく - 将軍の補佐役
将軍を補佐する役職に管領を設置
後醍醐天皇が吉野(奈良)に逃げて朝廷を移す - 地方の権力
地方においては国司の権力を吸収して守護大名として武士をまとめていくよ
守護としての権限を利用し、自分の支配を確立して領国を広げ、領国内の地頭や武士を家来として従えるようになった守護のこと
ただしいつの時代もこういう力を持った人に対しては不満を持つ人が現れるのでおさえておこう
室町時代といえば足利義満
室町時代の貿易
- 日明貿易(勘合貿易)
中国では元が衰えていき明という国ができていくよ
明は日本の幕府と貿易をしていたが船を襲ってくる人々がいて困っていた
この襲ってきた人たちを倭寇というので覚えておこう(海賊だね)
ここで日本に頼んで取り締まりを頼み足利義満は正式な貿易船に勘合という証明書を持たせて貿易を行ったよ
このことを勘合貿易や日明貿易というよ
足利義満が明との間で始めた貿易と覚えておこう - 朝鮮半島
朝鮮半島では高麗が滅んで朝鮮国が建国
日本との貿易のことを日朝貿易というよ
後醍醐天皇が吉野(奈良)に逃げて朝廷を移す - 蝦夷地
14世紀ごろになるとアイヌ民族としてのまとまりが生まれる。 - 琉球
15世紀のはじめに尚氏が沖縄県を統一して中断貿易でさかえた。
元の力が衰えて明が強くなった背景を知っておこう
室町時代の農業と商業
- 惣
有力な農民のもと、村ごとにつくられた自治的な組織。
農民の中でも力の差が出てきたんだよ明は日本の幕府と貿易をしていたが船を襲ってくる人々がいて困っていた
寄り合いと呼ばれる話し合いを開きながら村の掟を決めて行った
これはすなわち今まで武士の言いなりだったものが自分たちで考える力を持ち始めて武士への反乱や反抗が起こるようになるよ
年貢を減らす交渉などをするようになってくるんだよ - 土一揆
力をつけた農民たちが倉や酒屋などをおそって借金の証文を奪う
この一揆で有名なものを覚えておこう
正長の土一揆(1428年)
山城国一揆(1485年)
加賀の一向一揆(1488年)
農民が少しずつ力をつけてきているね
室町時代の争い戦国時代
- 応仁の乱
1467年8代将軍足利義政の後継問題をめぐり守護大名の細川氏と山名氏の対立が原因でおこり、京都を中心に約11年間の争いが起こるよ
応仁の乱では細川と山名が対立したと覚えておこう
そしてこのあと100年ほどの時代を戦国時代というよ
ただし室町時代は終わっていないことに注意 - 下剋上の発生
身分の低いものが上のものを実力で倒すことだよ
今までは身分の上のもののいうことは絶対だったのが実力があればの流れに変わっていくことを頭に入れておこう
その結果各地に戦国大名が現れてくるよ
戦国大名が分国法や城下町を作っていくよ - 分国法
独自の分国法を定めて武士や農民の行動を取りしまって、荘園領主の支配を認めず、領国を統一して支配する新しい政策を展開した。 - 城下町
近隣の大名との戦争に備えて、領国の武士を組織し、強力な軍隊をつくていくよ。
山に築いていた城を、交通の便のよい平地に築くようにして、城下に家来を葉め、城下町をつくった。 - 山城国一揆(1485年)
農民と武士が協力して反乱を起こす
本来武士と農民が協力し合うことなどはあり得ないので異常な変化がわかるね
農民と武士の協力がインパクトあることなので流れをおさえておこう
室町時代の文化
- 北山文化
公家文化と武家文化の融合で室町時代には2つの文化が存在するので理解しておこう
この2つの文化のことを北山文化というよ
将軍義満が京都の北山の別荘に建てた金閣寺には、公家の文化と武家の文化との融合という、室町文化の特徴がよくあらわされている - 能・狂言
観阿弥・世阿弥が作る
狂言は、能の前に演じられる演劇のことだよ - 書院造
15世紀後半からは簡素で気品のある文化の成長が見られたよ。
禅宗の寺院の様式をとり入れた、建築様式。床の間が設けられていて、書画や生け花などがかごられるようになった。
銀閣の下層部分もこの建築様式だよ。
前半後半で文化の変化を頭に入れておこう
ここまで確認できたらテストに向けて問題を解いていこう
中学社会歴史一問一答テスト対策問題
- 足利義満が始めた貿易で、勘合という証明書を用いて行った貿易を何というか答えよう
↓解答解説↓
答え→勘合貿易 - 15世紀始め、尚氏は、首里を都とする王国を建てた。これを何王国というか答えよう
↓解答解説↓
答え→琉球王国 - 室町時代,土食や酒屋,商人の手工業では、同業者の組合をつくり武士や貴族、寺社にお金を納めて保護を受け営業を独占した団体を何というか答えよう
↓解答解説↓
答え→座 - 室町時代農村では有力な農民を中心に村ごとにまとまり、ある自治組織を作ったがその組織をなんというか答えよう
↓解答解説↓
答え→惣 - 1428年近江(滋賀県)で農民も加わって土食、酒屋などを襲って幕府に徳政を求めたできごとを何というか答えよう
↓解答解説↓
答え→正長の士一揆 - 1467年,守護大名の細川勝元と山名持豊(宗金)の勢力争いに,将軍の後継者争いがからんで起こった戦乱で,約11年間続いた争いを答えよう
↓解答解説↓
答え→応仁の乱 - 実力のある者が、力をのばして上の身分の者に打ち勝つ風潮をなんというか答えよう
↓解答解説↓
答え→下剋上 - 戦国大名が自分の領国を治めるために制定した独自の法令を何というか
↓解答解説↓
答え→分国法
室町時代のまとめ
ポイント
- 社会ではまず語句を知らなければならないのでしっかり覚える
- その語句に関連させて物事を説明できるように
- 室町時代は足利の活躍なので将軍の政策をおさえよう
- 外国では明が新たに出現したことを覚えておこう
- 各文化の特徴をおさえておこう
- 農民が少しずつ力をつけてきていることは頭に入れておこう
次は中世ヨーロッパについて見ていって基礎を固めよう
これだけ覚えれば完璧!中学社会歴史11中世ヨーロッパテスト対策問題付き