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勉強 古文(中学)

これだけ覚えれば完璧!中学国語夏草おくのほそ道2入試定期テスト対策問題

(Twitter@YaUsGfcqxuo2ffx)です

けんぼう先生

今日は前回のおくのほそ道の続きについて学習していくよ

未来けんぼう

最後の場面だね

けんぼう先生

そうそうこれでおくのほそ道のテスト対策完璧だよ

未来けんぼう

頑張ります

夏草おくのほそ道2現代語訳

本文と訳

三代の栄耀一睡のうちにして
↓現代語訳↓
訳→【三代の栄華も一瞬のはかない夢のようであって】
一睡のうちにして→儚く消えるのイメージ

大門の跡は一里こなたにあり。
↓現代語訳↓
訳→【大門の跡は一里ほど手前にある。】
一里は約4キロ

秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。
↓現代語訳↓
訳→【秀衡の館の跡は田畑や野原になって、金鶏山だけが昔の形を残している。】

まづ、高館に登れば、北上川南部より流るる大河なり。
↓現代語訳↓
訳→【まず高館にのぼると、北上川は南部地方から流れてくる大河である】

衣川は、和泉がじやうをめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。
↓現代語訳↓
訳→【衣川は和泉が城を巡って流れ、高館の下で大河に流れ込んでいる】
*大河に流れ込む=北上川と合流していること

泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め夷を防ぐと見えたり。
↓現代語訳↓
訳→【泰衡たちの旧跡は、衣が関を間にはさんで南部地方からの入り口を固めて、夷からの侵入を防いでいたものと思われる。】

さても義臣すぐつてこの城に籠もり、功名一時の草むらとなる。
↓現代語訳↓
訳→【それにしても、義経は信頼する家臣を選んでこの城に立てこもって戦ったが、その功名も一時のもので今となっては草むらになってしまった。
*さても→それにしても
*国破れて山河あり、城春にして草青みたり
*義臣→兼房のこと
*この城→高館のこと

国破れて山河あり、城春にして草青みたり
↓現代語訳↓
訳→【国は荒廃しても山や河は昔と変わらずに残って、廃墟となった城も今では草が青々と茂っている。】
*歌の作者は杜甫(よく出る
*功名一時の草むらとなると同じ意味

と笠打ち敷きて、時のうつるまで涙を落としはべりぬ。
↓現代語訳↓
訳→【と杜甫の漢詩を思い出して笠をしいて座りって、時が過ぎるまで涙を流した。】

夏草や兵どもが夢の跡
訳→【と杜甫の漢詩を思い出して笠をしいて座りって、時が過ぎるまで涙を流した。】
訳→【一面に草がぼうぼうと生い茂って、昔武士たちが立てた功名も、今では夢のようにはかなく消えってしまった。】
季語→夏草
季節→夏
切れ字→や

卯の花に兼房見ゆる白毛かな
↓現代語訳↓
訳→【卯の花が白く咲いているのを見ると、義経の家臣の兼房が白髪をふり乱して戦った姿が浮かぶことよ。】
季語→卯の花
季節→夏
切れ字→かな

かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
↓現代語訳↓
訳→【以前から噂に聞いて感嘆していた二堂が開帳されている。】

経堂きやうだうは三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
↓現代語訳↓
訳→【経堂には藤原の清衡・基衡・秀衡の三代の将軍の像を残し、光堂はこの三代の棺を納め、阿弥陀三尊の仏を安置している。】

七宝散り失せて、玉の扉風に破れ、金の柱霜雪さうせつに朽ちて、
↓現代語訳↓
訳→【七宝は消え失せて、珠玉をちりばめた扉は風によって破れ、金箔の柱は霜や雪で朽ちて、】
*散り失せて→「破れ」「朽ちて」と同意義
「玉の扉風に破れ」→「金の柱霜雪に朽ちて」は対句

既に頽廃空虚の草むらとなるべきを、
↓現代語訳↓
訳→【とっくに崩れ落ちて廃墟の草むらになるはずであったのに、

四面新たに囲みて、甍を覆ひて風雨を凌ぎ、
↓現代語訳↓
訳→【四方を新しく囲んで、瓦分ぶきの屋根で覆って風雨を防いでいる。】

しばらく千歳の記念とはなれり。
↓現代語訳↓
訳→【しばらくの間は1000年の昔をしのぶ記念として残っている】

五月雨の降り残してや光堂
↓現代語訳↓
訳→【五月雨も、ここだけは降らなかったのだろうか。今も昔と同じようにとキラキラと輝いている光堂よ】
季語→五月雨
季節→夏
切れ字→や

*「振り残してや」の訳は疑問の「降り残したのだろうか」

まとめ

  • 綺麗に正確に訳すことよりも大体の文の意味を抑えよう
  • 線を引いてるところは自分で現代語訳できるようにしとくとテストで点に繋がる
  • 表現技法が使われているのでチェック
    対句
  • 歌の切れ字や季語季節をチェック
  • 河や城がどこをさしているのかの確認
  • 単語(古語)は最後にまとめるからそちらで確認を

中学国語夏草おくのほそテスト対策問題1

    • 夏草や兵どもが夢の跡の中から切れ字を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→や
      *切れ字は「ぞ」「や」「かな」「けり」がなりやすい
    • 卯の花に兼房見ゆる白毛かなは誰が詠んだものか答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→曾良
    • 卯の花に兼房見ゆる白毛かなは何から何を連想しているか答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→白い卯の花から兼房の白髪頭を連想している
      *白というもの2つをイメージしよう
    • 涙を落としはべりぬ。とあるが涙を落とした理由を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→自然と比べて人間の人生は短くはかないと感じたから
    • 卯の花に兼房見ゆる白毛かなの切れ字と季語と季節を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→切れ字→かな
      季語→卯の花
      季節→夏
    • 二堂とは何のことか答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→「経堂」「光堂」
    • かねて耳驚かしたるを現代語訳しよう
      ↓解答解説↓
      答え→昔から話に聞いて感嘆していた
    • 国破れて山河あり、城春にして草青みたの作者を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→杜甫
    • 夏草や兵どもが夢の跡と同じ内容を言っている言葉を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→功名一時の草むらとなる
      *どちらも一瞬のはかないものという内容
    • 五月雨の降り残してや光堂の季語と季節と切れ字を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→季語→五月雨
      季節→夏
      切れ字→や
    • 五月雨の降り残してや光堂を現代語訳しよう
      ↓解答解説↓
      答え→五月雨もここだけは降らなかったのだろうか。
      *振り残してくれたのだろうか?という疑問
    • 玉の扉風に破れと対になっている部分を答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→金の柱霜雪に朽ちて
    • 千歳の記念は何が記念になっているか答えよう
      ↓解答解説↓
      答え→光堂
      *1000年の昔をしのぶことができるものとしての記念

まとめ

この文は草むらとなった義経の跡地を見て自然の雄大やさ力強さをみるとともに人間のはかなさを感じているということを理解しておこう

これでおくのほそ道は終了なので前半部分の確認もテスト対策しておこう

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