(Twitter@YaUsGfcqxuo2ffx)です
今日は中学生の古文で出てくる平家物語について学習していくよ
平家物語?
平家物語はほとんどの学校で出るのでテスト前に確認しよう
頑張ります
中学国語平家物語訳
本文と訳
祇園精舎の鐘の声
↓現代語訳↓
訳→祇園精舎の金の音は
諸行無常の響きあり
↓現代語訳↓
訳→諸行無常すなわちこの世のすべての現象は常に変化していくものだという響きがある。
「諸行」→「ありとあらゆるもの」という意味だよ。
「無常」→「常のものは無い」→「変化する」という意味
この文のメインとなる部分なので覚えよう
沙羅双樹の花の色
↓現代語訳↓
訳→沙羅双樹の花の色は
*古文では「〜は」「〜が」の省略に注意
*主語を見つけやすくしよう
盛者必衰の理をあらはす
↓現代語訳↓
訳→どれだけ勢いが盛んな者もいつかは必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
「盛者」→「栄えている者」→「盛んな者」という意味
「必衰」→「必ず衰える」ということ意味
おごれる人も久しからず
↓現代語訳↓
訳→世のなかで栄えて得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、)
「久しからず」→「ず」は「打ち消し」→「久しくない」→「永久はない」
ただ春の夜の夢のごとし
↓現代語訳↓
訳→春の夜の夢のようである。
たけき者もつひには滅びぬ
↓現代語訳↓
訳→いかに盛んではげしい者も、最終的にはは滅び去って
ひとへに風の前の塵に同じ
↓現代語訳↓
訳→まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。
平家物語おさえるポイント(定期テスト)
ここではテストで聞かれる可能性のある事柄をまとめていくので
しっかり押さえておこう
ポイント
- 作者→作者不明
- 成立年代→鎌倉時代
- 平家と源氏の戦いを描いた軍記物語
- 漢字とひらがなで書かれた「和漢混合文」
和語→日本語(ひらがな)
漢語→中国語(漢字) - 平家物語のリズム→「七五調」
「ぎおんしょうじゃの(7音)「かねのおと(5音)」
「しょぎょうむじょうの(7音)」「ひびきあり(5音)」
*七音と五音の繰り返しのものを七五調というよ - 永久のものはないと言う無常感をテーマにしている
- 使われている表現技法→対句法
詳しくは問題を解いて確認をしよう
これだけ覚えれば完璧!中学国語文法よく出る表現技法まとめ一覧!入試定期テスト対策
中学国語平家物語対策練習問題1
次の歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直そう
- つひに
- ひとへに
- あらはす
中学国語平家物語テスト対策練習問題1解答
- つひに→ついに
- ひとへに→ひとえに
- あらはす→あらわす
中学国語平家物語テスト対策練習問題2
- 「諸行無常の響きあり」の隠されている助詞を答えよう
↓解答解説↓
答え→助詞→「が」 - この文はある物語の冒頭部分です、その物語の名前を答えよう
↓解答解説↓
答え→平家物語 - この物語が作られた時代を答えよう
↓解答解説↓
答え→鎌倉時代 - この文章の調子を答えよう
↓解答解説↓
答え→七五調 - 「春の夜の夢」などんなことを例えたものか答えよう
↓解答解説↓
答え→人の人生や出来事は一瞬ではかないものでありはかなく永久に栄えるものはない - 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きありと対になっている部分を答えよう
↓解答解説↓
答え→沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす - 「盛者必衰の理」と同じ内容を示す言葉を2つ答えよう
↓解答解説↓
答え→「たけき者もつひには滅びぬ」「おごれる人も久しからず」
枕草子テスト対策単語古語一覧
諸行無常 | 全てのものは変化していく |
---|---|
盛者必衰 | どれだけ勢いが盛んな者もいつかは衰える |
おごれる人 | おごっている人 |
春の夜の夢 | 春の夜の夢=一瞬の儚さ |
ひとえに | ただ、それだけ |
単語を覚えることで自然と訳も出てくるのでしっかり覚えよう
平家物語りの冒頭が完璧に覚えられた人はあわせて扇の的もチェック