こんにちはけんぼう先生
(Twitter@YaUsGfcqxuo2ffx)です
今日はクラスの中心となりとても重要な学級委員の決め方を考えていこう
はっきし言ってこの学級委員の選出で素敵なクラスになるかどうか決まる可能性がある
めちゃくちゃ大事じゃないか
そう、だから新米教師とか慣れきってるベテラン教師はもう一度見直して欲しい
相変わらずの口の悪さ
学級委員を決める上で大切なこと
学級委員選びは何回も言うけどとても重要
その生徒の力量ややる気次第でクラスはどこまでも成長する
と言うことはその逆も然りでやる気のない子がなったり、やりたくない子がなったりしたら
クラスの運営も難しくなる可能性もあると言うこと
そして必ずしも教師側が意図した人が学級委員(リーダー)になるとは限らないこと
なぜなら子どもはいろいろな考えで自分がやりたい係を考えているから
- 目立ちなくないし、楽な仕事係が良いと言う生徒
- 内申書のために専門委員会などに入っておこう
- 〜組の〜さんと同じ係や委員会を狙っている
- 自分がクラスのリーダーとなってまとめていきたい
と言うように中学生というのは単純であり複雑
確かにそういう経験あったな
では学級委員をやる上で最も大事なことは1つのみ
やりたくない人が無理やりやらされない
この1点に限る
それだけ?と思うだろうけどそこに至るまでの準備はとても大事なので全部しっかり読んでみて(特に新人教師)
当たり前だけど誰も学級委員をやりたくないという場面が出てきた時に
男子と女子で別れて話し合いをする場合もあったりする
そしてその中で本当はやりたくもないのに断れずに立候補させられる場面があったりする
やりたくないものを押し付けられてやる気が出るほど子どもは単純ではない
この時点できついことを言うと担任としての力量は足りてないと言うこと
物事の大半は準備が必要ということ
ではどうすれば学級委員選びが円滑になるか
どんな準備をしなければいけないかを見ていこう
学級委員を選ぶまでに教師がやらなければいけないこと
こっからは教師のみんなは初心に戻った気で見て欲しい
学級委員選出日までにリサーチをする
よく新人教師にあるのが生徒に全て丸投げで時間を過ごすこと
ここで大事なのは学級委員を決める日までにある程度のリサーチをしておくこと
これをするかしないかで雲泥の差で子ども達の納得のいくクラスになるかどうかにもつながる
- 学級委員になりたいかどうかをチェック用紙等で調べておく
どんな方法でも良いけれど事前に
学級委員を(やりたい、やっても良い、どちらかといえばやっても良い、絶対にやりたくない)
くらいのアンケートを生徒にとっておくことは必要
このアンケートの大事な部分はこれだけで生徒一人一人がどれくらい積極性があるかが判断することができる
こうすることで万が一立候補者が出なかった場合も押し付け合う以外にもやっても良いという人たちで決めることもできる
学級委員を誰にしたいということではなく、あくまでも学級委員決めをする上での話し合いの展開をスムーズに行うという点を理解しておく。
教師にとって都合の良いクラスでは何の意味もなく、生徒のための学級であるという点が大前提
この時にやりたい委員会や係なども1〜3希望まで聞いておいても良い
この事前の準備をやっていないで学級委員の選出になって、何の準備もせずに
はーいじゃあ立候補者いるか?いないなら男子と女子に分かれて話し合えという教師がいるがこの場合大抵失敗するのでしっかり準備をすること
- 複数の立候補者希望者がいた場合
さっきまでは候補者が0だった場合の話だったけど今度は複数いた場合の想定
これも実は意外と難しい問題である
候補者がたくさんいるということは、やる気に満ちてたり、積極的な生徒がたくさんいてありがたいこと
それでも残念ながら学級委員の椅子は1つしかないので必ず何人かの生徒はそれ以外の係や役員をすることになるということ
ここで大事なのはどうやって決めるのかもそうだが、
ポイント
- 教師がしっかりと学級委員の意義や大切さをクラスの前で語ること
ここに尽きる
【例】
今から学級委員を決めていくけど、学級委員というのはクラスを運営していく上でのリーダー
ポイント
- どんな思いで学級委員になりたいのか
- 学級委員になって何をしたいのか
学級委員になろうということは意欲は持っているはず
立候補した生徒が二人とも学級委員にふさわしいのなら贅沢な悩み
その意欲をみんなで認め合ってより良い方を決めれば良い
ただし決め方として大事なのはいきなり多数決を取らないこと
もしかしたら
- 2学期は学級委員になって自分を変えたい、1学期は特に何もしてこなかったけど
- 1学期の学級委員の姿を見て自分もクラスの為に頑張りたい
などの思いでやってみようという子もいるかもしれない
その子たちの気持ちを踏み躙ってはいけない
そのために事前にやりたい人をリサーチしておく必要もあるし、事前に複数の立候補者がいた場合は
演説をしたり、やる気をみんなの前で言ってもらう可能性があることを示唆しておくこと
これでみんなにチャンスができる
話が苦手な人も自分の思いを考える時間を事前に作ることができる
- どうして学級委員を立候補したのか
- 自分にできることは何なのか
- 学級委員としてどういう気持ちを持っているか
などのことを聞くと具体的に絞っても良いかもしれない
大事なことは教師がしっかりとみんなが納得できる環境を作ってサポートすること
そのあとは投票でも多数決でも立候補者同士で話し合っても構わない
学級委員決定後の教師の仕事
学級委員が決定した後の教師の大事な仕事も忘れずに
学級委員が決定したあとはその生徒と共にクラスを成長させていくこと
もしかしたら学級委員に選ばれた子はリーダーとしての力はまだ低いかもしれない
それでも選ばれるということはクラスのみんなに認められているということ
だからこそその生徒の良さと学級委員になりたかった気持ちを全力でサポートしていくこと
先生の為の学級ではなく生徒一人ひとりがこのクラスは良い、このクラスで良かったと思えるそんな場所を作り上げる
このことを肝に銘じて担任は選出の重みを感じておくべき
成功は全て生徒の成長と生徒の行動
失敗は全て担任の支え不足
最終的には誰がなってもみんなでサポートしていくという気持ちをクラス一帯となり持つことが大事
ちょっと口が悪かったけど良いクラスになるための学級委員選出になることを祈ってる
学級委員選出(おまけ)
こんな教師ならやめた方が良い
学級委員になってほしい子どもに根回しして明日の学級委員選出は立候補しなよという教師
確かにこれが一番手っ取り早くいいのかもしれないが、本当に学級委員をしたい子は
先生から言われなくてもする(背中を推してほしい生徒もいる)
勘違いしてはいけないのが生徒自身にとって過ごしやすく素敵なクラスを生徒自身が作るということ
先生にとって都合の良い学級を作るのではないということ
教師の指導で動かそうとするのでは生徒自身が作ることをしっかりと認識すること
生徒というのは「こうなりたい、こういうふうに進みたい」という思いがある。
その姿勢と気持ちを信じてあげられるかどうか
教師が信じることができれば、生徒もきっとそれに応えようとより頑張る
ポイント
- 教育とは共に育ち、共に育むもの
「子どもを信じる」ことが最大の成長へのスパイスだと思うので
もし辛いなーと思う教師の方々はいつでも初心に戻って
自分の理想の教師像を見つめ直してみて
難しい時代になったけどいつでも主役は生徒
そのことを理解している先生はきっと自ずと素敵な先生になっていると思う
みんなの素敵な教師生活を期待してます
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